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3Dプリンタでハードダーツを作ってみた

皆様!お久しぶりでございます。コン兄さんでございます。
今日はふとした思いから3Dプリンタで作ってみたものがあり紹介いたしました。

それは『ダーツ』です。今日は『ダーツ』の中でも日本では少し珍しい『ハードダーツ』を制作したお話をいたします。

目次

  • あらすじ
  • 3Dプリンタによるダーツの製作
  • 実際に投げてみた
  • おわりに

あらすじ

丁度、昨年の今頃とある蒲田エリアの飲みイベント『蒲田元気大作戦』にて寄った店がハードダーツバーのお店でした。

マスターとも仲良くなった時に、ダーツを入れるスタンドを作れないかと相談を受けたことがきっかけで、3Dプリンタでダーツは作れないのか?と考えていました。

以前に作製したダーツスタンド

ダーツのことを知りはじめ、多くの人々に愛されるスポーツであり、特にハードダーツはその正確さとスリルから人気を博していることやダーツの構成要素などお店に通ってから多くのことを学び1年の時を経てついに完成しました。

3Dプリンターの進化により、ハードダーツの製造が一新されつつあるかもしれない。そんな未来のために、どんな手法で制作したか解説していきます。

3Dプリンタによるダーツの製作

今回は、光硬化式の3Dプリンタと金属3Dプリンタでハードダーツを製作しました。
簡単に解説しておくと、光硬化式の3Dプリンタは、液体のUV硬化性樹脂に対してUV光を照射させることで、UV光が当たった部分が硬化するという原理を用いて3Dオブジェクトを作製する手法です。金属3Dプリンタは金属の粉末にレーザーを当て、レーザーが当たった部分のみバルク状の個体となり、それを積み上げていくことで3Dオブジェクトを製作する手法です。

シャフト&フライト(光硬化式3Dプリンタ)

今回、シャフトとフライトは光硬化式3Dプリンタで作製しました。
シャフトとフライトは軽い素材&強度が必要なため、プラスチックかつ強度の高いPEEK-LIKEという樹脂を使用しました。以下、光硬化式3Dプリンタのポイントです。

軽量で強度の高い素材:
モノマーやオリゴマーの含有量が高い素材をを使用することで、シャフトの軽量化と高強度を実現します。

空力性能の最適化:
フライトの形状や素材を工夫することで、空気抵抗を最小限に抑えたようなデザインの検証がいち早く可能です。

チップ&バレル(金属3Dプリンタ)

ハードダーツのチップとバレル部分は金属3Dプリンタで造形しました。
複雑な形状を得意とする3Dプリンタでは、デザイン性、使用感の向上が期待できますね。
以下、ポイントです!

複雑なデザイン:
3Dプリンタは、従来の加工方法では実現が難しい複雑な形状やテクスチャを作り出すことができます。これにより、プレイヤーに最適なグリップを提供します。

素材の選択:
チタンやステンレススチールなど、高品質な金属素材を使用することで、耐久性とパフォーマンスの両立が可能です。

チップ&バレルとシャフト&フライトを合体させると、このような立派な一本になります!
また、専用のケースも作り、装着したすがたも載せておきます!

実際に投げてみた

実際に投げてみたところ、ボードには刺さり、既製品のチップより3Dプリンタ製のチップの方が抜けにくかった感じがしました。しかし、シャフトとフライトの耐久力が不足しており、ボードから外れたものは接合部が折れ曲がってしまうという事態になりました。

今後の問題点について、
ダーツのプロ選手に、以下のアドバイスをいただきました!

  • フライト&シャフトの強度が不足している
  • バレルの重さが不足している(安定性がない)
g3の柿崎プロ

おわりに

今後はこれらのアドバイスをもとに、実用にも耐えうるハードダーツを作りたいと思います。
なお、ダーツを入れるポータブルホルダーも作りこちらは、好評でした!
自由にアイディアを形にできる3Dプリンタならではの強みを生かせたのではないかと思います。

今回は、g3の柿崎プロにご協力いただきました。
ご協力いただき、ありがとうございます!
では皆様、エンジョイ!モノづくりライフ!

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